導入前
以前に使用していたシステムは診断中に電子カルテから画像表示に時間がかかり、特にトモシンセシスで断層画像を連続して診断したいときに引っ掛かりが生じていました。また、全体の拡大やルーペ、「次画像」表示の機能はあるものの、ツールバーからの表示が必要でした。
導入後
導入後、トモシンセシスの断層画像が動画のように表示でき、ライン一つ一つを連続して確認できるようになったので、アーチファクトによるラインなのか、病的なヒキツレによるラインなのか、といった診断が速く簡単になりました。
院長 長谷川 美樹 医師
乳腺専門医・超音波専門医(乳腺領域)・精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影医・外科専門医・がん治療認定医
複数社のデモンストレーションを受けて選びました
SoliPACSのどんな点に魅力を感じましたか?
最初は、マンモグラフィの画像診断用ワークステーションとしては、パッと目を引くような華やかさのない地味で武骨な印象でした。しかし、まず、トモシンセシス画像の動きの速さに驚きました。
そもそもマンモグラフィ画像は、1枚の画像容量が大きく、当院のマンモグラフィ画像は1枚9MB (一般的なCT画像は1枚約0.5MG程度)あり、マンモグラフィの断層撮像画像であるトモシンセシス画像では、十枚未満でも画像容量が極めて大きくなります。そのため、数十枚のCT画像をスムーズに表示することができるビューワーであっても今まで見てきたPACSでは診断途中でフリーズしたり、コマ送りになったりして画像がスムーズに動かず引っかかるのが当たり前でした。
SoliPACSはまるでエコー画像をリアルタイム動画で見ているような印象を受けるほどスムーズな動きであったことに驚いた事や、デモ説明を受けてる中で一つ一つの仕様や機能が細かく設定できることも魅力的でした。
操作している中で動作スピードが速いのがいいです
SoliPACSと、これまで使っていたPACSシステムにどのような違いがありますか?
やはり、トモシンセシス画像をはじめとした表示スピードが圧倒的に速いこと。
次に、ショートカットやカスタマイズの柔軟性があるので、診断からレポート作成まで自分が使いやすいように設定できるので作業効率が上がりました。
SoliPACSはどのようなクリニックさまにおすすめですか?
画像診断の件数が多いクリニックほど、画像表示やレポート作成の速さや容易さのメリットが実感できると思います。
今後、さらなる使いやすさを期待しています
当社のサポート体制はいかがですか?
システム管理の部署があるような大病院とは異なり、クリニックはサポートの方が常駐していないことが心配でしたが、基本的にサポートは全てリモートなので、対応が迅速で困ったときでもすぐにリモートで確認と修正をしてくれて助かっています。むしろ、PCなど機器一般に精通している担当者ではなく、ソフトやシステムに精通した担当者が直接対応してくれるので、「わからないのでメーカーに問い合わせしてみます」というタイムラグがなく速いかもしれません。
価格面はいかがでしょうか?
PACSシステム自体が決して安価な製品ではありませんが、他社製品と比較すると基本仕様でも高額ではないと思います。また、通常、カスタマイズや自院のシステムに合致させるためは高額なオプション費用が別途必要となることを鑑みると、リーズナブルといえるのではないかと思います。